流行ではなく文化になりたい。
パッとたくさん売れてパッと忘れられるものよりも、少しの人でいいからじわじわと長く愛されたい。
そのためには、好きなことを妥協なくコツコツ続けていくこと。近道はない。必要以上に売りつけなくていい。むしろ売らないぐらいがちょうどいい。それでもやっぱりほしいと言う方にだけ手に取ってほしい。本当に好きと言う方とだけ出会いたい。いつまでもやっぱり買ってよかったと感じる買いものの体験でありたい。
私が大事にしている商売の姿勢であり、売るために物作りをするようになったら店をたたむとスタッフにも公言している。そのやり方だと規模は拡大しないだろうし大儲けはしないかもしれない。でもその代わり気がつくと応援は大きく深く強く、長く愛されるものになっているに違いない。きっと・・・。
そういう、私が商売をする上で大事にしていることを、やっぱりそうなんだと教えてくれる人がいる。
・・・・三浦大知・・・!!!!!
ご存知ですか、三浦大知。沖縄出身の歌う人で、踊る人。好きすぎて三浦大知にブエノチキンを食べてもらって三浦大チキンになってもらうというのが目下の目標なほどはまっているその理由は、三浦大知さんの徹底した「売らない姿勢」。
メディアに出ても自分のCDやライブの宣伝をしない。徹底してしない。バラエティ番組に俳優さんが出てたら、だいたい近々始まるドラマの宣伝、っていうのが当たり前の世の中で、CDセールスを上げるために投票券をつけたりするのが当たり前の世の中で、三浦大知といったら新曲の話をされても「いやそれはいいです」っていう感じでスルーする凄まじさ。
youtubeの再生回数とか何かしらのランキングとか、そういう数字を気にしすぎず自分のやりたい表現を貫く姿勢。目にするたびに感動すら覚えます。
それでいてやることは歌唱も踊りも世界トップレベルで、ものすごく揺るぎない信頼で繋がったファンがものすごい熱量で支えている。・・・すごくないですか。
もう一つ付け加えたい素晴らしさが、「どこまでも周りを立てる」姿勢。ダンスとダンサーへの尊敬度が随所で、というか、活動のすべてから伝わってくるんです。
↑上のPVは「(RE)PLAY」という三浦さん自身の楽曲ですが、中央が三浦大知さん、周りは世界レベルのダンサーの方々。これだけのレベルの方と並んで踊っても恥ずかしくないダンスができるところがまずすごいのですが、私が感心してやまないのは三浦さんの「どや感」のなさ。これだけのレベルの方を揃えて真ん中に立っても、「俺すごいでしょう?」という雰囲気はまるでなく、むしろ「僕じゃなくてダンスってすごいでしょう、楽しいでしょう、このダンサーさんたちかっこいいでしょう!みてみて!」という、根っからダンス好きでたまらないんだな・・・と感じさせる構成と雰囲気なんです。
自分だけを売り込むのではなく、みんなで幸せになろう!という姿勢。かっこいい・・・・!!!
「こうありたい」という目標はあっても「本当に大丈夫だろか」と不安がよぎるヒヨッコ社長ブエコ。「売りたくない」という自分の考えの末にお店が潰れたらスタッフは路頭に迷ってしまうわけで、世の中の多くの人がやっていることを真似した方がいいのだろうか(嫌だw)と考えなくはないのですが。
そんな時に、好きを貫いていて、これが好きな人だけついてきて、という姿勢でたくさんの人に支持される姿、そしてそれは大量の予算や広告ではなくて、たゆまぬ努力で培われたものという事実を見せてくれる三浦大知という存在に、「これでいいんだ」と答え合せをいただいています。
自分を大きく見せる必要もなく、無理に拡大する必要もなく、自分の実力を粛々と磨いていくことが一番大事なんだ、と。
チキンと長く愛されるためにどうあるか。
あんなに才能ある人があんなに努力して、かつ、楽しそうに生きてる姿かっこいい!あんな風に生きるぞ!
とにかく三浦大知が好きすぎるというブログでした。ええ、思わずファンクラブ入りましたとも。誰か三浦大知さんと友達の方いたら教えてください、ブエノチキン持って走ります。